工具で始まった私のDIYライフ

私が工具に興味を持ったのは、2年前、29歳のときでした。一人暮らしを始めて、アパートの小さな部屋を自分好みにしたくて、DIYに挑戦しようと思ったんです。それまで工具といえば、ドライバーくらいしか使ったことがなく、ホームセンターの工具コーナーは未知の世界。でも、工具を手にしたことで、部屋作りだけでなく、自分の可能性も広がった体験を振り返ります。

最初に買ったのは、電動ドリルと基本の工具セット。ネットで初心者向けのキットを調べて、1万円くらいのものを購入しました。初めてのDIYは、簡単な壁掛け棚作り。YouTubeで動画を見ながら、電動ドリルで板に穴を開け、ネジを締める作業にドキドキ。最初は力加減が分からず、ネジを曲げてしまったり、板に傷をつけたり。でも、棚が完成したときの達成感は格別でした。部屋に置いた棚に観葉植物を飾ると、自分の空間ができた気がしたんです。

工具を使う中で、失敗もたくさんありました。たとえば、電動ノコギリを買って大きな板を切ろうとしたら、切り口がガタガタに。事前にガイドラインを引く大切さを学びました。また、安い工具を買ってすぐに壊れてしまったことも。品質の良い工具を選ぶ重要性を痛感し、信頼できるメーカーのものを少しずつ揃えました。ホームセンターの店員さんに使い方を聞いたり、DIYのワークショップに参加したりして、徐々にコツをつかんでいきました。

工具を使う楽しさは、作る過程だけじゃありません。たとえば、友達の引っ越しを手伝うとき、工具を持参して家具の組み立てを手伝ったら、めっちゃ頼りになると喜ばれたんです。自分で作った本棚やテーブルを家族に見せると、驚いて褒めてくれて、自信になりました。工具を通じて、創造力が刺激され、普段の仕事では味わえない手作りの喜びを知ったんです。最近では、廃材を使って小さなスツールを作り、部屋に置いたときの満足感は格別でした。

今では、工具は私の趣味の一部。週末にホームセンターを巡り、新しい工具や材料を見るのが楽しみです。電動サンダーやジグソーも仲間入りし、次はキッチンのスパイスラックを作る予定。工具のおかげで、アイデアを形にできる喜びを知りました。失敗もあったけど、そのたびに学んで成長できた気がします。たとえば、ネジの種類を間違えたときは笑い話に。これからも、工具を手に、自分のペースでDIYを楽しみながら、暮らしを豊かにしていきたいです。

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