私が焼肉に特別な思い入れを持つようになったのは、3年前、家族との週末の習慣が始まったときでした。30歳を過ぎ、仕事や子育てで忙しい日々の中、家族でゆっくり食事を楽しむ時間が減っていました。そんなとき、近所に新しくできた焼肉店にふらっと入ったのがきっかけ。ジューシーな肉と煙の香りが、家族の絆を深め、日常に小さな幸せをくれる時間になりました。この焼肉との思い出を振り返ります。
初めて訪れた焼肉店は、家族連れで賑わうアットホームな雰囲気でした。テーブルで肉を焼く香りに、子どもたちが目を輝かせ、私も夫も自然と笑顔に。カルビやハラミを焼きながら、子どもに食べさせたり、夫とどのタレが合うか話したり。普段は忙しくてゆっくり話せない分、焼肉を囲む時間は特別でした。子どもが自分でロースを焼いて、美味しい!と叫んだ瞬間、家族の温かさを感じたんです。
焼肉には失敗もつきもの。あるとき、安い食べ放題の店に行ったら、肉の質がイマイチで、煙で服が臭くなってしまったんです。それ以来、口コミや評判を調べて、質の良い店を選ぶようになりました。地元の焼肉店で、地元産の牛肉を使ったコースを見つけたときは感動。脂が甘く、柔らかい肉に家族みんなで大満足でした。サイドメニューのキムチやナムルも、焼肉の楽しみを広げてくれました。
焼肉を通じて、家族のコミュニケーションも変わりました。たとえば、子どもが好きな部位を覚えて、注文を任せてみる。夫と一緒にビールを飲みながら、仕事や将来の話をゆっくりする時間も増えました。焼肉店でのひとときは、普段の喧騒を忘れ、ただ今を楽しめる瞬間。子どもが学校であった面白い話をしたり、私が最近ハマったドラマを話したり。焼肉の煙と笑い声が、家族の思い出を彩ってくれるんです。
今では、焼肉は我が家の月に一度の楽しみ。特別な日には、少し奮発して高級な焼肉店に行きます。たとえば、子どもの誕生日には、A5ランクの和牛を注文。子どもが目を丸くして喜ぶ姿は、親として最高の瞬間です。家で焼肉をするときも、ホットプレートで気軽に楽しみます。ただ、換気を忘れて部屋が煙だらけになったことも。笑い話になりながら、家族の絆が深まる時間です。焼肉は、ただの食事じゃなく、家族を繋ぐ特別な時間。これからも、焼肉を囲みながら、笑顔と美味しい思い出を増やしていきたいです。

