私がSNSを本格的に始めたのは、3年前、27歳のときでした。会社員として忙しい毎日を送る中、友人がInstagramで趣味の写真をシェアしているのを見て、楽しそうだなと興味を持ったんです。それまでSNSは見る専門で、自分で投稿するなんて考えてもみませんでした。でも、思い切って始めてみると、SNSは新しいつながりや自分自身の表現の場となり、日常に彩りを加えてくれました。この体験を振り返ります。
最初に始めたのはInstagram。趣味の料理やカフェ巡りの写真を投稿してみました。最初の投稿は、緊張しながら撮った手作りパスタの写真。いいねが数件ついただけで、ドキドキしたのを覚えています。どうやったら写真が映えるか試行錯誤し、フィルターや構図を工夫するうちに、撮影自体が楽しくなりました。フォロワーさんがコメントでレシピを聞いてくれることもあり、知らない人とつながる新鮮さに驚きました。たとえば、カフェの写真を投稿したら、地元の人から他のおすすめ店を教えてもらえたんです。
失敗もたくさんありました。あるとき、流行りのハッシュタグをたくさんつけたら、逆にスパムっぽくなってフォロワーが減ってしまったんです。無理にバズろうとせず、自分のペースで投稿する方がいいと学びました。また、Twitter(現X)も始めて、日常のつぶやきや仕事の気づきを投稿。共感してくれる人や、励ましのリプライが来ると、なんだか心が温まりました。ただ、SNSに夢中になりすぎて、寝る前にスマホをいじる時間が長くなり、睡眠不足になったことも。時間を決めて使うようにしました。
SNSを通じて、リアルでは出会えない人たちとつながれたのが一番の収穫です。たとえば、料理好きなフォロワーさんとレシピを交換したり、オンラインのイベントで知り合った人と実際に会ったり。SNSがなかったら、こんな出会いはなかったと思います。仕事面でも、SNSで発信したスキルがきっかけで、ライティングの副業の依頼が来たことも。投稿を通じて、自分の好きなことや価値観を再発見できたのも大きかったです。
今では、SNSは私の生活の一部。朝のコーヒータイムに投稿をチェックしたり、週末にゆっくり写真を撮ったり。フォロワー数が1000人を超えたときは、小さな達成感がありました。たとえば、投稿した手作りケーキの写真がたくさんシェアされたときは、誰かに喜んでもらえた実感が嬉しかったです。SNSは、ただのツールじゃなく、自分を表現し、世界を広げる場所。これからも、自分のペースで楽しみながら、SNSで新しいつながりや発見を重ねていきたいです。

